薄毛
2017.12/11

薄毛の種類やその原因をわかりやすく解説しています。AGA(男性型脱毛症)であるかどうかのセルフチェックも!

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薄毛とは

髪の毛を気にする男性

薄毛とは、読んで字のごとくですが主に頭髪が薄くなってしまう状態のことを指します。

脱毛により頭髪の本数が減ったことで薄くなってしまうこともありますが、一本一本の髪の毛の太さやコシが失われることで頭髪が全体的に薄くなってしまうパターンもあります。

男性に多く見られる症状で、現在では成人男性のおよそ4人に1人が薄毛であるとされます。

特に日本はアジア諸国の中ではトップの薄毛率であるとの調査結果も発表されています。

日本は欧米と比較して、薄毛に対するマイナスのイメージが強いため、薄毛は外見上の大きなコンプレックスとなってしまうことが非常に多いのです。

薄毛の種類

薄毛にはいくつかの種類があり、それぞれの原因や症状が異なります。

AGA(男性型脱毛症) まず、薄毛の中でも最も多いものにAGA(男性型脱毛症)があります。

AGAはAndro Genetic Alopeciaの頭文字を取ったもので、男性ホルモンの影響により、脱毛が進行したり髪の太さやコシが失われてしまう薄毛の症状です。

額の生え際、こめかみ部分からM字型に脱毛が進行したり、前頭部も含めてU字型に脱毛が進行する特徴的な薄毛の症状です。

また、頭頂部からO字型に脱毛が進行する場合もあります。
さらに生え際、頭頂部の脱毛が同時に進行するパターンも見られます。
FAGA(女性男性型脱毛症) 男性ほどではありませんが、女性の体内にも男性ホルモンは存在します。

加齢やストレスなどで女性ホルモンが減少すれば男性ホルモンが優位な状態となり、薄毛の原因となってしまうのです。

この症状をFAGA(女性男性型脱毛症)と呼びます。

FAGAはFemale Andro Genetic Alopeciaの頭文字を取ったもので、男性特有の薄毛であるAGAとは異なり、生え際のM字やU字型の薄毛の進行はほとんど見られず、頭頂部から薄毛の進行が次第に拡がっていく症状となります。

このような女性の薄毛の症状をは、「びまん性脱毛症」とも呼ばれています。
若年性脱毛症 いわゆる若ハゲと呼ばれる、10代からの男女に見られる薄毛の症状で、ストレスや生活習慣の乱れによりダメージを受けた髪が脱毛してしまいます。
脂漏(しろう)性脱毛症 頭皮に存在する皮脂腺が過剰な皮脂の分泌を起こし、それにより毛根が詰まり、炎症を起こし脱毛の原因となってしまう薄毛の症状です。

ホルモンや食生活による影響が原因として考えられています。
粃糠(ひこう)性脱毛症 頭皮に発生するフケの影響で炎症が起こり、脱毛が進行してします薄毛の症状です。
牽引(けんいん)性脱毛症 髪の毛を縛ったりすることの多い女性に多い薄毛の症状です。

髪の毛を縛ったりするときには地肌が引っ張られる力が加わっていますが、この状態が長く続くと毛根にとって負担となってしまい部分的な薄毛となってしまうことがあります。

髪の分け目をいつも同じところで作っていたり、オールバックなどのヘアスタイルなども同じ原理で毛根に負担がかかり、部分的な薄毛の原因となってしまうこともあります。
円形脱毛症 読んで字のごとく、コインほどの大きさで円のかたちのはげができてしまう症状です。

精神的なストレスで起きてしまうことが多いですが、身体の免疫機能の過剰反応も原因となっているなどと考えられています。

この他にも女性が産後のホルモンバランスの変化により一時的に脱毛が増えてしまう「産後脱毛症」や、「トリコチロマニア(抜毛症)」と呼ばれる髪の毛をむしることが癖になり起こる、精神的な面に起因する薄毛の症状があります。

このように薄毛には様々な種類が存在しますが、圧倒的に多いのはAGA(男性型脱毛症)です。

薄毛の原因

考える男性

薄毛の原因には実に様々な要因があります。

原因がわかっている以上、ミノキシジルやプロペシアなど薄毛を改善する方法も存在しています。

まず、薄毛の種類の中でも最も多いAGAでは男性ホルモンが最大の原因として考えられています。

男性の体内で分泌される男性ホルモンの一種である「テストステロン」は、「5αリダクターゼ」という還元酵素と結びつくことで、「DHT(デヒドロテストステロン)」という脱毛を引き起こすホルモンに変化することが近年の研究では判明しています。

このDHTは「悪玉男性ホルモン」などとも呼ばれ、頭皮の皮脂腺から過剰な皮脂の分泌を起こす指令を出したりして毛根を弱らせ、次第に脱毛を進行させてしまいます。

AGAの間接的な原因でもある5αリダクターゼには1型と2型が存在し、多くのAGAは生え際や頭頂部に多く存在する2型の影響を受けています。

この男性ホルモンを原因とした薄毛は遺伝との関連が研究されていて、特に男性が母親から受け継ぐ染色体に大きく影響されていると言われています。

これはつまり、母方の祖父が薄毛である場合その孫の男性も高い確率で薄毛となる、といった具合です。

最大の原因である男性ホルモンの影響以外にも、薄毛の原因は多く存在します。

飲酒や喫煙、食事、生活習慣全般が原因となってしまう場合もありますし、精神的なストレスが原因である場合もあります。

薄毛の原因:生活習慣

前述したように生活習慣が原因で薄毛が起こってしまうことは十分にありえます。

特に睡眠不足は、健康な頭髪環境にとっては百害合って一利なしと言われるくらいのマイナスの影響を及ぼします。

髪の毛の大部分を構成するタンパク質は、脳下垂体から分泌される成長ホルモンによって合成が促されています。

この成長ホルモンが最も活発に分泌されるのが夜間の睡眠中なのです。

つまり睡眠が不足することで髪の毛を成長させるホルモンまで不足してしまい、結果として薄毛を助長させてしまうことは十分にありえます。

さらに睡眠不測は心身のストレスを生み、このストレスもまた、脱毛の原因となります。

ストレスを受けると体の血流は悪化します。

すると毛根への酸素や栄養素の供給まで不足してしまうので髪が弱ってしまうのです。

また、日ごろの運動不足もストレスをためたり、血行が滞留しがちになる原因となりますので間接的な薄毛の原因にもなります。

運動による発汗は前述した薄毛の最大の原因となるDHTを体外に排出する効果もあるので、この面から見ても運動不足がちな生活は薄毛の原因となり得ます。

薄毛の原因:食事

食生活も薄毛との関わりが大きい部分です。

いわゆるジャンクフードやファストフードなどと呼ばれている、脂肪分塩分過多な食品を日常的に多く食べている場合、髪の成長に必要不可欠な栄養素は不足し、また頭皮の皮脂腺からは皮脂の分泌が過剰となります。

過剰な塩分は高血圧や腎臓機能の低下を招き、これにより血流が悪化し毛根への栄養と酸素が不足、結果三重の意味で薄毛の原因となります。

高カロリーなラーメンやスナック菓子は特に危険です。

同じ理由で、ジャンクフード以外にも肉類、ラード、バター、チーズ、卵など動物性脂肪を摂り過ぎてしまうことも皮脂の分泌を過剰にする薄毛の原因です。

糖分を過剰に摂取してしまうのも、フケの発生を起こしやすくしてしまい薄毛の原因になると考えられています。

またスパイスの効いた辛い食べ物、コーヒーなどの刺激物も発汗が起こりやすくなり結果として皮脂による頭皮環境の悪化に繋がるため薄毛の原因になると考えられています。

薄毛の原因:飲酒

適度な飲酒は血行を促進する効果があり、髪の毛にとってもマイナスにはなりません。

しかし好きな人であればあるほどお酒は多く飲んでしまうものです。

過剰なアルコールの摂取は、体内でアルコールを分解する働きを持つ肝臓に大きな負担をかけます。

肝臓はアミノ酸から様々なタンパク質を合成する働きも持っていますが、過剰なアルコールの分解という負担がかかると、タンパク質の合成が追いつかず、髪の毛の生成に欠くことのできないタンパク質が不足し、結果として薄毛の原因となってしまうのです。

また同時に、肝臓でアルコールが分解される際には「アセトアルデヒド」という毒性の物質が発生しますが、このアセトアルデヒドを最終的に分解する際には大量のアミノ酸やビタミンを消費します。

つまりここでも髪の成長に必要な栄養素が大きく不足してしまうこととなります。

さらに、アセトアルデヒドにより薄毛の最大の原因であるDHTが増加するとも考えられています。

薄毛の原因:喫煙

百害あって一利なしと言われている喫煙ですが、薄毛への悪影響も大きいものとなっています。

まず、すべてのタバコに含まれているニコチンという物資ですが、これは喫煙に対する依存を引き起こすことなどで良く知られていると思います。

しかしニコチンにはこの他にも血管の収縮作用があるのです。

慢性的なニコチンの摂取による血管の収縮は、毛根への栄養や酸素の供給を悪化させ、ジワジワと薄毛を進行させてしまう大きな原因となります。

また、一酸化炭素はニコチン、タールと並んでタバコに含まれる三大有害物質とされていますが、この一酸化炭素はヘモグロビンと強力に結合し、血液の酸素運搬を阻害します。

結果として体内では酸素が不足した状態になり、ここでも毛根が本来必要とする酸素の供給不足を招きます。

この他にもタバコに含まれる有害物質を解毒するために肝臓に負担がかかることで、肝臓で合成されていた髪に必要なタンパク質が不足してしまいます。

さらに、近年の研究では、喫煙によっても薄毛の原因となるホルモン、DHTが増加することが発表されています。

このように、健康な髪の成長にとっても、タバコは非常に害の大きい存在であるとはっきり言うことができます。

薄毛の原因:お風呂

お風呂、つまり入浴習慣の内容が間接的な薄毛の原因となることもあります。

まず、入浴によって全身を温めることは全身の血行を促進する効果があります。

この効果はシャワーを浴びるだけの入浴よりも、湯船にしっかりとつかる入浴のほうが得やすくなります。

日常的に湯船につかる習慣があれば良いのですが、シャワーだけで済ます入浴習慣ではどうしても血行が悪くなりがちになり、毛根が必要とする栄養や酸素が不足する原因となり得ます。

また、十分に湯船につかることで起きる発汗は薄毛の最大の原因であるDHTを体外に排出する効果があります。

このため、湯船につかる入浴習慣がない場合は、体内にDHTが溜まりやすい状態になりやすく、薄毛の間接的な原因となり得ます。

入浴で行うであろう、シャンプーなどによる洗髪ですが、これが十分に行われなかったりまた間違った方法で行ってしまっていても頭皮の環境悪化を招き薄毛の原因となってしまいます。

洗髪の目的のひとつに、頭皮の毛穴に詰まった皮脂などの汚れを落とすことにありますが、特にこれが不十分だと薄毛の脱毛を起こす大きな原因となってしまいます。

薄毛の原因:遺伝

未だ完全に解明されてはいない部分ではありますが、薄毛の原因には少なからず遺伝的な要因があるとされています。

両親から受け継いだ遺伝子の中には、「デンセイホルモン受容遺伝子」という遺伝子があり、この遺伝子が通称「薄毛遺伝子」と呼ばれています。

実はこのデンセイホルモン受容遺伝子は、母親から受け継がれるX染色体の中にのみ含まれています。

そしてこの遺伝子を受け継いだ人には、薄毛を引き起こす男性ホルモンの分泌が活発になるのではないかとの予想が立てられています。

母親は女性であるために薄毛の症状がわかりにくい場合がほとんどです。

母方の祖父が薄毛であるか否かで、その孫が薄毛になるかどうかを判断できることが多いようです。

遺伝的な要因による薄毛の可能性は現在でも研究が盛んに行われていて、近年では遺伝子検査を実践しているAGAクリニックも多くあります。

薄毛のセルフチェック

チェックシート

ここでは薄毛の中でもその大半を占めているAGAの簡単なセルフチェック方法を説明します。

パソコンやスマートほんの画面の前でAGAかどうかを簡単にチェックすることができます。

以下の中で当てはまるものが多いほど、AGAの可能性が高くなります。

  1. ・額の生え際の形がM字形である
  2. ・つむじ周辺の地肌の面積が広い
  3. ・細くて短い髪の毛がよく抜ける
  4. ・両親、祖父母が薄毛である
  5. ・脂っぽい肌質をしている
  6. ・食生活が偏っていたり、外食中心などで乱れている
  7. ・睡眠時間が短い
  8. ・ストレスが溜まっている
  9. ・飲酒、喫煙の習慣がある

薄毛の症状

髪の毛の生え際に気にする男性

薄毛の症状は薄毛の種類によっても異なってきますが、最も多いのはAGA(男性型脱毛症)によるものでしょう。

このAGAによる薄毛の症状は、前頭部、額の生え際からの脱毛の進行、または頭頂部からの脱毛の進行、あるいはその両方が同時に進行してしまう特徴的な症状を持ちます。

前頭部の薄毛には、額中央部の毛を残して両サイドのこめかみあたりから薄毛が進行するいわゆる「M字はげ」と呼ばれるタイプと、額中央も同時に進行していくタイプがあります。

アメリカの医師であるハミルトン・ノーウッドはこのAGAによる薄毛の症状を進行度と脱毛のタイプで分類して提唱しました。

「ハミルトン・ノーウッドの分類」と呼ばれるこの分類方法は欧米を中心に薄毛の診断、治療においてよく用いられています。

欧米人では前頭部から薄毛の進行が始まる人が多いのですが、日本人では頭頂部からの薄毛が進行する人が多くなっています。

このことからハミルトン・ノーウッドの分類を日本人向けに修正した「高島分類」が日本のAGAクリニックなどでは多く用いられています。

近年増えているFAGA(女性男性型脱毛症)と呼ばれている女性の薄毛は、男性ほどはっきりとした症状があるわけではありません。

FAGAでは特徴的な前頭部や頭頂部の急激な脱毛よりも、頭髪全体のボリュームが失われたり、分け目から見える地肌の部分が目立つような薄毛の症状になります。

薄毛の前兆

生え際を気にする男性

薄毛にはある程度の前兆が見られる場合が多くあります。

もっとも多いAGA(男性型脱毛症)であれば、抜け毛の増加と、髪質の変化という症状を前兆として捉えることができます。

頭髪は、「休止期」、「早期成長期」、「中期成長期」、「後期成長期」、「退行期」というヘアサイクルや毛周期と呼ばれるいくつかの段階を繰り替えし、成長と生え変わりを行っています。

AGAではホルモンの影響でこの中の成長期にあたる部分が短くなり、結果多くの毛髪が退行期へと移行してしまうのです。

退行期の状態の毛髪は、脱毛に向けて細く弱くなっていきます。

このことが髪質の変化という薄毛の前兆となって現れます。

そして細く弱くなった退行期の髪は休止期を経て脱毛するため、今度は次第に抜け毛が増加します。

上記のヘアサイクルによって、健康な状態の毛髪でも1日に50本から100本程度の抜け毛が発生しています。

しかしこれを大きく上回るような抜け毛が起こっている場合は薄毛の前兆として疑うことができるでしょう。

他にも頭皮の赤みや頭皮が脂っぽくなってくるのも薄毛の前兆である可能性があります。

このような症状が薄毛に多く見られる前兆ですが、特に男性の場合髪質の変化は薄毛が発症しやすい前頭部や頭頂部から見られるようになります。

薄毛は改善できる

ガッツポーズをする男性

現在では医学の進歩などにより、薄毛は適切な治療などを行えば改善ができる悩みです。

AGAクリニックなどでは最新の医学的見地に基づいた治療を医師と相談して行うことが可能ですし、インターネット通販が一般化したことより、自宅にいながらにして、ミノキシジルやフィナステリドなどの高い効果を持つ治療薬をリーズナブルかつ簡単に購入することも可能になりました。

特に、ミノキシジルとフィナステリドがネット通販で購入できるようになった恩恵は大きく、多くの方々が通販から購入され、その効果を実感し口コミなどが拡がっています。
v もちろん、薄毛の原因が医学的にも明らかになってきているため、医薬品に頼ることなく、生活習慣を見直すことなどで地道に薄毛の改善を行うという選択肢も残されています。

>自分でできる薄毛の改善はこちら

薄毛の対策

考える老人

薄毛の対策と言っても、薄毛の種類や進行度合いによってとるべき対策は異なってきます。

例えば薄毛の中で最も多いAGAであっても、それほど脱毛が進行していない初期の状態であれば高濃度のミノキシジル内服薬を服用するよりも、副作用のリスクの少ない外用薬を使用したり、脱毛の進行を抑えるフィナステリドを服用して様子を見るのがよいでしょう。

また女性の薄毛の場合はフィナステリドは使用できないので、低濃度のミノキシジル外用薬で治療を行いましょう。

なによりも、男性であっても女性であっても普段から薄毛を防ぐような生活習慣を心がけることが大切になります。

人間の体はデリケートなものです。

十分な睡眠、正しい洗髪、適度な運動、栄養のバランスの取れた食生活、ストレスを溜めない、飲酒や喫煙を控える、これらを心がけるだけで、髪の毛の健康は大きく変わってきます。